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(2) 船速および所要馬力などの計算式船速力Vs(ノット)は次式により求める。

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水線長が10m〜20mの船舶の有効馬力(EHP)は次式により求める。

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実船の軸馬力(SHP)は次式により求める。

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ここで、ηは推進係数で、適当な資料により仮定する。また、本図表に用いられる柱形係数Cpは下記のような定義の数値を示す。

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LWLの1/2の位置における外板とキールの接点から下方の排水谷積δ▽と下方の断面積δAMを減じた値を使用する。
(3) 計算例
馬力推定計算の1例表1.7に、また、馬力推定結果を図1.11に示す。まず、計算表上段左欄に推定しようとする計画船の主要目等を記入し、上段中央の欄に必要な係数をあらかじめ計算しておく。
計算例の場合、lCB-0.136%、Bc/Tは3.52で、lCBは図表の-5.0%と0の間に、またBc/Tは3.0と6.0の間にあるので、その間を直線補間により全抵抗係数22.5γT、を求めることになる。
具体的にFn▽=0.6の場合について説明する。
まず、Bc/T=3.0,Fn▽=0.6の図表を開く。lcb=-5.0(aft)の図表で、Cp=0.634

 

 

 

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